メイクを仕上げた直後は完璧でも、時間が経つと「ヨレ」「ムラ」「浮き」が気になる——。
特にリキッドファンデーションは、ツヤとカバー力の両立ができる一方で、崩れやすいという弱点もあります。
ここでは、ヨレの原因を徹底的に分解しながら、肌タイプ別の対策やメイク前後の工夫を詳しく解説します。
メイクが長時間続く肌をつくるための実践的なポイントを、ひとつずつ押さえていきましょう。
■ リキッドファンデがヨレる主な原因
リキッドファンデは水分・油分のバランスが繊細です。
そのため、ちょっとしたスキンケアの癖や塗り方の違いが仕上がりに影響します。
特に次のような要因が重なると、ヨレが起こりやすくなります。
- 保湿のしすぎ、または不足
- 下地との相性不一致
- 塗りすぎ・厚塗り
- 皮脂の過剰分泌
- 摩擦・表情の動き
- フィックス不足(定着時間を取らない)
- 不適切なツール選び(スポンジ・ブラシ・指の使い方)
これらを理解した上で、原因別に改善策を見ていきましょう。
【1】保湿バランスの乱れ
乾燥肌の方は保湿をたっぷり入れたくなりますが、
乳液やクリームをつけすぎると、油膜の上でファンデが滑って密着しにくくなります。
逆に保湿が足りないと、肌表面のキメが粗くなり、ファンデがムラづきやすい。
ポイント:
- 朝のスキンケアは「化粧水→美容液→乳液(少量)」まででOK。
- クリームは夜専用に回す。
- 塗布後は2〜3分ほど置き、肌になじませてからメイク開始。
【2】下地との相性が悪い
ファンデと下地の成分バランスが合わないと、分離・ムラの原因になります。
水系ファンデにシリコン系下地を重ねたり、油分リッチな下地にウォータリー系を重ねると崩れやすい傾向に。
ポイント:
- 「同系統」で合わせる(水ベース×水ベース、油ベース×油ベース)
- 崩れにくい組み合わせを試しながら、自分の肌に合う相性を見つける。
- 肌の調子によって下地を使い分ける(Tゾーン→皮脂抑制、Uゾーン→保湿重視)。
【3】塗りすぎ・厚塗り
リキッドファンデは一度に多く取ると、ムラやヨレを引き起こします。
厚みが出ることで、表情の動きに追従できず「割れ」「浮き」になりやすい。
ポイント:
- 小豆1粒大を目安に少量ずつ塗り広げる。
- スポンジやブラシで“たたき込み”ながら密着。
- 気になる部分だけを重ねる「部分重ね塗り」で自然に仕上げる。
【4】皮脂の過剰分泌
テカリやヨレが起きやすいのは、皮脂バランスの乱れも大きく関係します。
特にTゾーンや鼻まわりは、時間とともにファンデが浮きやすい部位。
ポイント:
- メイク前に皮脂吸着下地をTゾーンだけに薄く仕込む。
- 昼のテカリはティッシュで軽く押さえてからフェイスパウダーをのせる。
- あぶらとり紙を強く押し当てすぎると逆効果なので注意。
【5】摩擦・動きによる崩れ
マスク・髪の接触・表情の動き——これらが物理的にファンデを動かしてしまう。
ポイント:
- ファンデ塗布後は、軽くティッシュオフして余分な油分を取り除く。
- マスクとの摩擦対策には、メイクフィクサー(ミストタイプ)が有効。
- 表情筋を大きく動かす部分は薄塗りに。
【6】フィックス(定着)不足
ファンデを塗ってすぐパウダーを重ねると、まだ肌になじんでいない状態でヨレを固定してしまうことがあります。
ポイント:
- ファンデ塗布後、30秒〜1分ほど置いてからパウダー。
- 指で軽く触れたとき、ペタつかずサラッとしたらOKサイン。
- 時間を置くことで密着力が高まり、仕上がりも安定します。
【7】ツールの使い方
リキッドファンデは手でも塗れますが、
ツールによって仕上がりと密着度が大きく変わります。
ポイント:
- スポンジ:薄づきでヨレにくい。水を含ませてしぼると密着UP。
- ブラシ:ムラなく均一。動かしすぎに注意。
- 指:手の温度でなじませやすいが、量が多くなりやすい。
ツールはこまめに洗浄し、皮脂や汚れの付着を防ぐことも大切です。
【8】環境要因(湿度・気温)
冷暖房の風・乾燥・汗など、環境によってヨレ方が変わります。
室内外の温度差が大きい季節は特に注意が必要です。
ポイント:
- エアコン直下を避け、乾燥を防ぐ。
- 汗をかいたら、まずティッシュで軽く押さえてからメイク直し。
- ミスト化粧水で軽く整えてから再フィックスすると美しく戻せる。
【9】ベースメイクの順番ミス
正しい順番で塗らないと、どんなに良いアイテムでもヨレやすくなります。
基本の順番:
- スキンケア(化粧水→美容液→乳液)
- 下地
- リキッドファンデ
- コンシーラー
- パウダー
ファンデとコンシーラーの順番を逆にすると、せっかくのカバー力が崩れやすくなります。
【10】年齢によるキメの乱れ
年齢を重ねると、肌のキメや皮脂分泌量が変化します。
同じファンデを使っても若い頃と同じ仕上がりにはなりません。
ポイント:
- 肌の凹凸をなめらかに整える下地を活用。
- ハリ不足があるとファンデが落ち込みやすいので、スキンケア段階でハリ系美容液をプラス。
- ファンデーションのテクスチャーを季節や肌状態に合わせて見直す。
【崩れないための総合対策まとめ】
- スキンケア後の“なじませ時間”を取る
- 下地とファンデの相性をそろえる
- 少量を均一に塗り広げる
- フィックスミストで定着をサポート
- Tゾーンの油分ケアを忘れない
- ツールを清潔に保つ
- 環境によってメイク方法を微調整する
これらを実践するだけで、ファンデの密着感・持続力が大幅に変わります。
【FAQ:リキッドファンデのヨレ対策Q&A】
Q1. 朝はきれいなのに昼すぎにヨレるのはなぜ?
皮脂と汗でファンデの油分が浮いてくるためです。
特にTゾーンは皮脂腺が多く、時間経過とともに崩れやすい部分。
昼に軽くティッシュオフ+パウダーでリセットするのがコツです。
Q2. 保湿を控えめにしたら逆に粉っぽくなります。どうしたら?
保湿を“控える”ではなく、“なじませる時間を取る”がポイント。
つけすぎた保湿を減らすより、余分をティッシュで軽く押さえるのがおすすめ。
Q3. 化粧直しのとき、ファンデを重ねるとムラになるのはなぜ?
すでに崩れた部分に油分が残っているからです。
直す前に軽くティッシュで余分な皮脂を取ってから、リキッドやクッションを重ねましょう。
Q4. 下地を2種類使ってもいい?
OKです。
Tゾーンには皮脂抑制、頬には保湿タイプなど、部位ごとに使い分けることでヨレ防止になります。
Q5. フィックスミストは本当に効果ある?
あります。
ファンデを定着させるだけでなく、表面のツヤと密着感を高めてくれるので、崩れにくさが段違い。
Q6. ブラシとスポンジ、どちらがヨレにくい?
スポンジです。
特に水を含ませて使用すると、薄膜で密着し、ムラが出にくくなります。
Q7. 乾燥肌でもヨレるのはなぜ?
乾燥でキメが乱れ、ファンデが均一に乗らないから。
保湿をしつつ、表面をさらっと整える下地を選びましょう。
Q8. 夏と冬で同じファンデを使うのはダメ?
同じでもOKですが、テクスチャー調整が必要です。
夏は軽めに、冬はしっとりタイプを選ぶなど、季節で使い分けが理想です。
Q9. 化粧下地なしでもきれいに仕上げられる?
スキンケア直後にファンデを塗ると密着しづらいです。
下地を使うことで肌の凹凸を整え、ファンデののりと持ちを改善できます。
Q10. 長時間マスクをしてもヨレにくくするには?
摩擦と蒸れを防ぐことが鍵。
マスク内の湿気をティッシュで軽く吸収してから、フィックスミストで密着させましょう。
【まとめ】
リキッドファンデがヨレる原因は、単なる「崩れ」ではなく、
肌の水分・油分・摩擦・相性といった複合要因の積み重ねです。
ひとつずつの対策を丁寧に行えば、ファンデはぐっと長持ちします。
毎日のメイク時間を快適にするために、まずは**“塗る前の準備”**を見直してみましょう。
【免責事項】
本記事は一般的な美容情報をもとに作成しています。
内容は個人の肌質・体調・季節などにより効果や実感が異なる場合があります。
実際の使用にあたっては、ご自身の肌の状態を確認し、無理のない範囲でお試しください。


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